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静流の小窓
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文・堺雅人文・堺雅人
(2009/08/28)
堺雅人

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先月観た『蛮幽鬼』を観て以来、どうにもこうにも堺さんが気になる。
“いいな”って言うのは勿論なんですが、テンション高くなるような感じではなく
“この人の携わっているものを観たい”って気持ちにさせられるこの頃。
前からその兆候はあったんだけど、今回はしっかり持続してます。
一定期間を過ぎると平常に戻っていたんだけど、これは映像と舞台で観た時の
差なのかな。

『蛮幽鬼』での柔らかな笑顔で人をバッサリ切っていく無慈悲なサジが、
すごく興味深い感じたんです。
どういうスタンスで、この役をやっているんだろう?って(笑)
柔らかい笑顔だけど、時に冷ややかに見えたり痛々しくも感じるんだもの。
そう思うと、なんだかすごくワクワクしてきて思わず取ったのが、これ。
4年間のエッセイをまとめた「文・堺雅人」です。

短いエッセイ集ですが、読み応えあり。
文章自体読みやすく、パッと目に入ってくる文字の柔らかさを感じます。
これも堺さんのお人柄なんでしょうね。
とっても真っ直ぐに物事をみていらっしゃるんです。
そして難しいことを言っているわけではないけど、思わずじっくり読み直す
ようなものもある一冊でした。
読み終わっちゃうのが惜しいなって思えちゃうものですよ。

ナイルの死神

◆花組芝居 KABUKI-ISM其ノ壱『ナイルの死神』
【作】   アガサ・クリスティ
【翻訳】 青井陽治
【演出】 加納幸和
【出演】 加納幸和、水下きよし、原川浩明、桂憲一、大井靖彦、八代進一、
      北沢洋、秋葉陽司、磯村智彦、小林大介、谷山知宏


10月シメの観劇はコレ。
KABUKIを近代劇、しかもミステリー…
観劇前は、どんなものになるのか全く予想ができない状態。
だって前例ない上に、私の貧困な知識では何も浮かばない(笑)
でも観て納得。

歌舞伎+近代劇=和洋折衷、これもアリ!な世界

これは花組芝居でなければ出来ない魅せ方だな〜と思います。


小説&映画での予習はいっさいナシでのガチンコ観劇!
あのインパクトのあるチラシさながらの衣装、そして歌舞伎ならではの
演出が織り込まれディティールとして面白い。
現代劇の女形は多くなってきましたが、綺麗に見せられるのは数少ない。
オールメイル公演も多くなってきているこの頃…
登場人物比として女性出演者の多い作品で、これだけ美しく魅せられる
キャストが揃うのは珍しいんじゃないかな。
先入観なく観ている分、目の前で起こる【出来事】に目を凝らす。

KABUKI-ISMと言うだけあって、最初は現代劇セットの中での歌舞伎要素に
驚き、戸惑いましたが話が進むにつれ全体が馴染んでいくのが不思議。
挑戦の作品としては面白い試みだったように思います。
ただ、もっと出来る部分があるような気がしたのも事実。
花組だから、もっと何か出来るって期待があるからこその思いかもしれません。

ナイル物販
※今回の物販※
このクリアファイルの鮮やかな赤に、岡田嘉夫さんの絵が映えますね。
思わず買っちゃいました!

気がつけば11月…
ちょこちょことまた気になる舞台に行きますよ〜


◆文学座 『定年ゴジラ』
◆新国立劇場 『ヘンリー六世』
◆ASSH 『白キ肌ノケモノ』
◆東宝 『パイレート・クイーン』



大型商業演劇から、国営・新劇・小劇場系と揃いました!(笑)
重松作品の舞台化となる『定年ゴジラ』、今年二回目となる一日中観劇
体力勝負の『ヘンリー六世』(笑)、禅さんの新役が楽しみな『パイレート…』。
そしてお初観劇となるASSH。
どれも楽しみです。


レミ公演帝劇前
やっぱりこのリトルコゼットの絵を見ると、レミに来たんだ!って気持ちになります。
観劇から一週間ちょっとの経ちました。
なかなか観に行けず…ってこともあり、今回もまた感慨深い観劇です。
色々な思いが溢れすぎ(?!)て

『パイレーツ・クイーン』出演で、早抜け組の禅さん。
今回もまた、すごいジャベールをみせてくれましたっ!


私が見たのは、このキャスト
レミキャス表

主要キャスト一言感想…
◆今井バルジャン
聖人・善人バルジャン代表格(笑)
体格ガッチリだし風格バッチリのバルジャンです。
ただ、お腹周りが風格ですぎでは…
囚人時代から恰幅よすぎですって!

◆石川ジャベール
今回のジャベールは、とにかく真っ直ぐ!
登場シーンでは、本当に若いって言うか青い感じあり。
年月を追うにつれ、しっかりと年輪を重ねていくジャベを
見せて下さいました。

◆新妻エポニーヌ
役どころもあるけど、やっぱり切ない。
以前の新妻エポはチョット大人の女っぽい感じがしたけど、
今回少年っぽいフラットさが良い感じ。
好きな人のためにひた向きに走るところも納得。

◆山崎ファンティーヌ
ちょっと苦手なファンテでしたが、今期は色々な場面での
【突発性行動】が少なくなっていました。
折れそうなファンテですね。

◆神田コゼット
お目目くりくり、ストレートヘアの新コゼ。
いつものクルンとヘアではないので、一瞬誰?と思ってしまいました(苦笑)
えっと…さやコゼちゃんは、とっても現代っ子なコゼでござります。
行動とか仕草とか全てがこの物語当時のお嬢さんという
感じではないかな。
とっても可愛いんだけど、ちょっと違和感ありです。

◆小西マリウス
長身ハンサムマリウスくん。
堅さがとれて、好青年なスマートマリウスとなっていました。
エポのあしらい方が、妹を可愛がる感じが自然。
だから切ないんだけどね、エポは。
それを分からないでいる良い意味での能天気さがあるのが
いいなって思います。

◆安崎テナルディエ
歌って踊れるテナルディエ、もう宿屋は大騒ぎだよ〜
個人的には、もう少しシンプルにしてもいいかな…って思う。
でも、コミカルって感じではないんですよ。
すごく悪党って感じが出ていて、憎たらしい。
小悪党って言うより邪悪な感じです。

◆田中テナ妻
安崎テナと共に踊れる妻(笑)
随所に笑いをちりばめてきますが、安崎テナに合わせての
リアクションって印象を受けました。

◆坂元アンジョルラス
体育会系アンジョルラスさま降臨。
いつもなから、バリケードに入ってからの動きは目を見張ります。
先頭きっていくのも分かる気がしてしまうアンジョさま。
学生全体のリーダーとして中心にいると言うより、自分が身を持って
行動しちゃうタイプ。

そしてここからは禅さんジャベ感想

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黄色い湯気
◆らくだ工務店 第17回公演 『黄色い湯気』
 【作・演出】
  石曽根有也
 【出  演】
  林和義、古川悦史、清水宏、松本紀保、
  今村裕次郎、瓜田尚美、石曽根有也


古川悦史さんがご出演されるということで、すごく気になっていた公演。
でも、当初予定がたたず諦め気味公演だったんですが突発観劇です!
らくだ工務店さんは今回で2度目となりますが、ただ温かいだけじゃなく
チョットほろ苦さがあり。


下町の銭湯を営む男と、その妹夫婦。
銭湯に来る客…
他愛ない会話の中に、それぞれが持つ悩みを垣間見る。
人に言えない心の「ヒダ」にあるもの、それは本人しか分からない。
それが語られるかどうかは、【その時】が来るかのようにも感じさせる。
人は誰しもある程度の体裁をつくろいながら生きているから、
何処かで【軋み】みたいなものが出てくる。
それが銭湯と言う、ある種さらけ出された場だからこそ出る本音が
切なく響いていく。
時代からどこか取り残されたような風景の中、思い出から抜け出せないでいる
大人のノスタルジックな思いがそこにはある。

銭湯からフワリと香る柚子の香りが、そんな思いを優しく抱いていた。
ラストはちょっとホロ苦い。
男性と女性のスタンスの違いが如実に描かれていた作品です。

仕事の後、ぶらり下北へ。

らくだ工務店の『黄色い湯気』を観に行ってきました。

ちょっと“あるな”って思いがあり、ほろ苦い。
感想は、また改めて…

「ぼちぼち」と12月の舞台チケをチェック&確保中(笑)
ひと時に比べたら、ずいぶん観劇数は減ったけど自分の好みと言うものを
加味して観られるようになったかな〜って思います。

◆言葉と音楽シリーズ『兵士の物語』

 石丸幹二さんの語り公演第二弾。
 前回観にいけなかったので、今度こそは…ってことで
 チケ先行にエントリーしてみました。
 無事確保できてひと安心!
 

◆ポかリン記憶舎
 『ポかリン記憶舎第16回公演『垂る』-shizuru-』


 ポかリンの公演は、あの雰囲気が好きなんです。
 現実と非現実の合間に漂うような空間、夢と現に揺れる感覚。
 観劇というより、体感と言った方が私にはしっくり来るんです。
 肌に合う感じがあるので今回も行ってきます。

静流

Author:静流
◎北村有起哉さん
◎石川禅さん
◎横田栄司さん
◎長谷川博己さん
◎古河耕史さんを
中心に応援しています(^^)

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